ナガバナタバコ
【別名:ホウライアマ】
Nicotiana longiflora Cav.

(ナス科)

(2002年7月:父島・ジョンビーチ)
 ナガバナタバコは、日本国内でも珍しい1年草です。
小笠原諸島では、父島のジョンビーチにしかありません。ちょっと風変わりなタバコです。
個体数は、あまり多くないか少ないくらいで、あまり目にしない植物です。
春、ジョンビーチへ降りる砂地に数株のロゼット(※1)がでてきます。

花が咲く頃には、高さ30〜40cm程度に成長します。
葉の縁(ふち)は波打つのが特徴です。ロゼットの時には葉の幅が広く、茎からでる葉は細長くなります。
夏には驚くほど長い長い花を咲かせます。淡い青紫色の花です。



 ※1・・・ロゼット
:地面上で何枚もの葉を放射状に出す姿。以下の2タイプがあります。
          一生をロゼットで過ごすもの。(セイヨウタンポポ)
          発芽からある一定期間をロゼットで過ごし、上に茎、葉、花茎を伸ばすもの。(オオアレチノギク)

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