タイワンモクゲンジ
(むくろじ科)
(写真3枚ははいずれも:2001年9月:父島・農協前)
父島・東町の農協前から「まるひ」にかけて、数本のタイワンモクゲンジが
街路樹として植えられています。
花のシーズンになると、上の写真のようにタイワンモクゲンジの花で
華やいだ雰囲気になります。
遠くからでもよく目立ちます。
枝先に黄金色の花を円錐状に樹冠から突き出すようにつけます。
果実は袋状にふくらみ、果皮が朱色になります。
木全体が朱色に染まり、花が咲いているような状態に見えます。
果皮は長い期間、枝に残ります。
花と同様によく目立ちます。
農協のまわり、小祝の駐車場の垣根などに、
タイワンモクゲンジの幼樹が見られます。
実生から芽を出したものと思われます。

外来:木本類(2)の表紙にかえる


NO.59

(駆除前に説明を受けているところ;2004年5月:父島・まるひ、農協前)

タイワンモクゲンジは、侵略的移入種(島外から移入(導入)した
植物で、種子繁殖により小笠原の固有植物に影響を及ぼす植物)
として、研究者・島のNPO団体・街路樹として導入した小笠原支庁などが
一丸となり、ボランティアを募って2003年から2004年にかけて
2回ほど駆除作業がありました。
親木も、次の街路樹の選定が決ると切られるそうです。


現在、2005年8月にもタイワンモクゲンジの実生が時々顔を出します。
なかなか強い樹木です。