ジュンケイボク
Peltophorum pterocarpum


(マメ科)

(2005年6月:父島字奥村・福祉センター)
 長雨の後、急に暑くなってきた6月
奥村にある福祉センターに鮮黄色の見事な花が咲きました。
村の人にも、「あれは何ですか?」とよく名前を尋ねられました。
この木は数年前に都知事が来島された折に植樹された木で、当時はもう一本の立て札があり”キバナオオゴチョウ”と書いてありました。オオゴチョウは島でも馴染みのある花です。

その後花が咲いて、図鑑をみたり人と話すうちに
この木はキバナオオゴチョウではなくジュンケイボクである事が分りました。
別名:コウエンボク(黄炎木)。マレーシアやインドが原産の植物です。
沖縄では街路樹として植えられているようですが、小笠原では清瀬試験地のものと合わせても数株しかない、まだ珍しい樹木です。

8月、ジュンケイボクはまだぽつぽつと思い出したように咲いていました。
赤紫色の豆果もなっています。
中を開いてみると、思ったより小さく細長い種子が1〜3個入っていました。






(2005年6月)
(2005年8月)

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