NO.73 ネビキグサ
(別名)ムニンアンペライ、アンペライ
Machaerina rubiginosa (Sol. ex G.Forst.) T.Koyama

カヤツリグサ科・アンペライ属

(2005年5月26日:父島・東平)

 分布は、本州中部以南、東南アジア、中国、マダガスカルなど。
小笠原諸島では、東平のわずかな場所にしか生育しておらず、個体数は少なくないといえる程度にしかありません。
かつては、固有種としてされていました。今でも、島ではムニンアンペライの名前でよばれています。

山地の湿地を好み自生している常緑多年草です。
高さ60〜80cm。葉は鞘状で先端はとがる。
上向きに緩やかな曲線を描きながら伸びる姿が、とても美しい植物です。
春に花を咲かせ、秋に果をつけます。

(2005年4月10日:父島・東平)



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