ウスベニニガナ
Emilia sonchifolia (L.) DC.
(きく科)
小笠原では、冬でも道ばたや草むらで、いくつかの野の花が咲いています。
そんな野の花の一つに、下の写真のようにきれいな紫色をした
ウスベニニガナがあります。
たくさん固まって咲いているより二つ三つと咲いているのが目につきます。
〔2000年8月:母島〕
花は筒状の先が切られたような中途半端な花ですが、
花が咲き終わったあとに直径2センチほどのきれいな綿毛ができます。
ウスベニニガナは、アジア、アフリカの熱帯(1年中、暑いところ)から
亜熱帯(小笠原のような気候のところ)に広く見られます。
日本でも、紀伊半島南部から沖縄、小笠原にかけて見られます。
〔1999年8月:母島〕