オオバノセンダングサ
Bidens pilosa L. var. radiata Sch. Bip.
(きく科)


            小笠原ではどこへ行ってもオオバナセンダングサの花を
            見ることができます。
            人の集まるところには必ずといっていいほど
            オオバナセンダングサが生えています。
            父島では三日月山の展望台の周りでも見ることができます。
            母島では乳房山山頂付近にも生えてます。

〔2000年4月:母島〕

            花びらの数を数えてみてください。
            花によって違いませんか。
            いったいこの花は、何枚の花びらなのでしょうか。
            この植物は、シロバナセンダングサとかアワユキセンダングサ、
            タチアワユキセンダングサなどと呼ばれています。
            いったい、この植物の名前はどれなのでしょうか。
            この植物の葉がセンダン(樹木)の葉に似ているので、
            センダングサの名前がついています。
            下の写真を見てください。
            真ん中にあるのが、この花の種子です。
            一つ一つの種子の先がふたまたにわかれているのが
            わかりますね。
            オオバナセンダングサがすごい繁殖力をもっているのは、
            この種子の先の部分に秘密があるのです。
            ルーペでのぞいて、その秘密を解き明かしてください。

〔2000年4月:母島〕


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