ジュズサンゴ
Rivina humilis L.
(やまごぼう科)


            明治の終わり頃、
            小笠原には外国からいろいろな植物が持ち込まれました。
            ジュズサンゴはそんな植物について小笠原に入ってきたようです。
            まず、父島に入り、そのあと母島に入ってきました。
            村の中の人家周辺やガレ地(石のまじった土地)で見られます。
            父島の小学校の校舎裏にもたくさん生えています。
            子ども達はチャボが好きだからといって、
            ジュズサンゴの赤い実を摘んでチャボにあげています。

(2000年9月:母島)

            ルーペで花をのぞいてみてください。
            花の先がピンクがかったかわいらしい花です。
            ガラス細工のようにきらきら輝いています。
            実は熟すと、真っ赤な珊瑚の珠のようです。
            ジュズサンゴという名前がぴったりです。

(1999年6月:父島)


外来:草本類(1)の表紙にかえる