チリメンナガボソウ(ホナガソウ)
Stachytarpheta dichotoma Vahl.
(くまつづら科)
ナガボソウ(ホナガソウ)は、枝の先に穂状花序(花の咲くところが穂
のように伸びている)を伸ばし、下の写真のようにこい紫色の小さな花を
次々に咲かせます。
咲いた花が次々に散って、また新しい花が咲きますが、
1本の穂状花序には1〜3個ぐらいの花しかつきません。
(2000年8月:母島)
茎の高さは50センチから、大きな株では1,5メートルにもなります。
大きな株は根元が木本化(木のようになること)し、
茎に菱形の稜(出っぱり)があります。
ナガボソウ(ホナガソウ)は常緑(1年中、葉を落とさない)の
多年草(数年枯れない)で、葉は少しごわごわしています。
父島の野山でよく見ることのできる植物です。
ナガボソウ(ホナガソウ)は、やや乾燥した土地を好むようです。
明治の初め頃に小笠原に持ち込まれたと言われています。
(2000年8月:母島)