アカバナルリハコベ
Anagallis arvensis L. f. arvensis
(さくらそう科)
2月も下旬になると、
小笠原の道ばたや野原は急ににぎやかになります。
黄色や白色、ピンク、橙色などの野の花が咲き出します。
そんな中に、橙色のかわいらしい花が緑の草原に
宝石でもまいたように咲いています。
アカバナルリハコベの花です。
(20001年4月:父島・小学校)
花の大きさは、皆さんの小指の爪ぐらいの大きさです。
黄色い雄しべが目につく花です。
明るいときだけ花が開きます。
花はどのくらい暗くなると閉じるのでしょうか、
調べてみるのもおもしろいですよ。
花が終わると、
花の柄が垂れ下がり、左下の写真のような実がなります。
実は初めは緑色をしていますが、
しばらくすると茶色になります。
5月の連休も終わり、小笠原に本格的な暑さが
訪れる頃には姿がほとんど見られなくなります。
(2000年5月:母島)