テリミノイヌホオズキ
Solanum photeinocarpum
(なす科)
道路ぎわや野原などで、
目立たない白い小さな花をつけているイヌホオズキ
仲間を見ることができます。
緑のこい葉っぱばかりが目立つ野の花です。
小笠原にはイヌホオズキによく似たテリミノイヌホオズキが
生えていると言われていますが区別をつけるのが難しいです。
ここでとりあげた野の草は
テリミノイヌホオズキのようです。
(2000年5月:母島)
イヌホオズキもテリミノイヌホオズキも、花は白い小さな花ですが、
目を近づけてよく見ると、花の中心の黄色いとんがりが目立ちます。
花は大きいもので6ミリほどです。
花は一カ所から2〜5つぐらい固まってつきます。
花が咲き終わると実がなります。(実のつき方がテリミノイヌホオズキです。)
テリミノイヌホオズキの実は、つやつやとした光沢をもった黄緑色ですが、
右下の写真のように、しばらくするとつやのある黒い実になります。
なお、イヌホオズキやテリミノイヌホオズキは実だけでなく、
植物全体に毒(アルカロイド)がある有毒植物だそうです。
(2000年5月:母島)