(写真はいずれも:2002年11月:父島・州崎)

連休を過ぎると、小笠原は
本格的な夏になります。

州崎の自動車教習所跡に
野の花を見に行くと、黄色い
ハブソウが花を咲かせてい
ました。

ハブソウは、50p〜150p
ほどになります。
葉は互生して(互い違いに生
える)、偶数羽状複葉(葉の軸
の両側に小葉が羽状に並んだ
葉で、その頂に小葉がない
羽状複葉を偶数羽状複葉と
言う。)です。小葉は3〜5対
並んでいます。

花は短い花柄に数個つきます。
花は黄色の5弁花です。
果実は豆果(豆のさや)です。
長さが10〜12pほどになります。
豆果の中にびっしりと種子が並んで
います。はじめ緑色ですが、熟すと
飴色になります。


日本には、江戸時代に薬草として
渡来しました。
小笠原や南西諸島の島々の荒れ
地、畑などに生えています。
種子はハブ茶としたそうです。

外来:草本類(1)の表紙にかえる
ハブソウ
Senna occidentalis (L.) Link

(まめ科)