ムニンキケマン
けし科
ブタ海岸から長い道のりを歩いてきて、道がいよいよジョンビーチの
海岸へ出るなと思う場所に黄色い花をつけたムニンキケマンの群落が
あります。
植物全体が白い粉をまぶしたような緑色をしています。
追ったり傷つけたりすると臭いがします。
(写真は3枚とも:2002年5月:父島・中山峠)
ムニンという名前がついていますが、小笠原の固有種ではありません。
小港から中山峠へ登る道に入ったすぐのところにも1株あります。
私は、母島では平島の海岸からすぐのタマナ林の中で、ムニンキケマンを
見ています。
けし科独特の成分のため、野生ヤギの食害にもあわないそうです。
有毒植物なので、誤って食べると、
嘔吐、昏睡、体温低下、諸器官の麻痺などの症状を起こすそうです。
下の写真は果実です。

NO.6

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