(ヤエムグラ:写真2枚とも:2002年4月:父島・大村)
村役場の建物の周りで、野の草の写真を撮っていたら、他の植物に
もたれるようにヤエムグラが生えていました。
ヤエムグラは茎が巻きつかない代わりに、茎や葉に細かい刺をもっていて
それで互いに引っかかり合って、
他の植物に寄りかかるように成長していきます。
ヤエムグラのムグラは葎と書き、生い茂る様子をいったようです。
葉は長さが1〜3センチほどで輪生します。
果実は2分果に分かれ(球が二つくっついた状態)、かぎ状の刺が
あり動物の毛や衣服などにつき、運ばれます。
ヤエムグラは日本各地の畑や家の周りに生えています。
ヤエムグラ
Galium spurium L. var. echinospermon (Wallr.) Hayek
(あかね科)