ヒゲクリノイガ
Cenchrus ciliaris L.

(イネ科クリノイガ属)

   
(2006年3月、父島・夜明道路(整備工場上))
 原産地はアフリカ。多年生草本。
一瞬、シンクリノイガに似ているようにも見える。
小穂の基部にあるヒゲ状の刺が特徴で、やや縮れた緑色〜赤紫色の刺はさらに羽毛状の白毛に枝分れしています。触れても痛くありません。
今までに小笠原諸島での記録はなく、何らかの工事で比較的新しく入った雑草なのだと思います。

 高さ70cm程。風、日当たりの強い場所で、車道沿いの砂利地にベンケイソウ科のキンチョウやキク科のコトブキギクと一緒に生育する。
茎は叢生し、根元の方で茎がやや伏してから立ち上がっている。茎の古い部分は固く赤紫色で、花序の枝は緑色、節の下部は赤紫色になる。
葉舌は毛状のもので目立たない。葉身は、長さは約3cm幅は約3mmで、基部には開出毛がある。小穂は長さ約3mm。


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