No.33
(ムラサキ科・スナビキソウ属)
モンパノキは、
主に熱帯アジアの海岸に分布
しています。日本では
奄美大島以南の沖縄列島、
小笠原諸島の海岸砂地に
生える常緑樹で、高さ2〜3m
ほどになります。
父島では、南崎や南島などの
石灰岩地域に自生しています。
左の写真は、村役場の正面
玄関脇に植えられたモンパ
ノキです。
昔、材を水中眼鏡の枠に利用
したので、島の古老はメガネノキ
と呼んでいるそうです。
(2001年5月:父島・大村・西町)
モンパノキは
枝先と葉のわきから円錐状の
大きな花序を出します。
花は小さなカップ状で
直径4〜5mmの大きさです。
花の色は白色で、上半分は
5片に裂けて開いています。
右の写真では、
5個の雄しべの先の黄色い
葯が見えますね。
(2003年5月:父島・大村・西町)
(2003年5月:父島・大村・村役場前)
(2003年5月:父島・大村・村役場前)
モンパノキはムラサキ科で、野草の
ムラサキ科:アレチムラサキと同じような
花と果実をもっています。
果実は球形で何か虫の卵を連想しそうです。
葉はさじ形で厚く、全縁(葉の縁に鋸歯:ザギザ
がない。)です。
葉は、枝先に集中して付きます。
葉の全面は銀白色の短毛におおわれています。
広分布:木本類の表紙にかえる