No.8ムニンビャクダン

固有種:ビャクダン科)

夜明道路沿いの長崎展望台入口
手前にあるムニンビャクダンは
日当たりがよいので花や実を
よくつけます。
道路わきの背丈ほどの岩山の
上に固まって生えています。

左の写真の道を下って左に
ヘヤピーンカーブを曲がって
しばらく行った左側にも
ムニンビャクダンはあります。
また、長崎のトンネルを過ぎて
しばらくいった左側の崖の斜面
にもあります。

ムニンビャクダンは半寄生植物だ
とも言われています。
テリハハマボウやシマイスノキ
などから栄養分をもらっています。
香料植物といっても香りは弱い
そうです。

(2003年8月:父島・夜明道路沿い)

ムニンビャクダンは5月頃、
枝先に近い葉のわきによい匂い
のする白っぽい色の小花を
固めてつけます。

自家受粉では結実しないと
いわれ、他の株との交配が
必要だと言われています。

ムニンビャクダンは日当たりの
よい場所を好む植物です。

(2003年5月:父島・夜明道路沿い)

花が咲き終わってからも
ムニンビャクダンの観察を
続けていました。

8月に入ってから、
左の写真ような直径1センチ
ほどの大きさの果実がなって
いるのでびっくりしました。
5ミリ前後の花からこんなに
大きな果実が生まれるとは
思いませんでした。

(2006年8月:父島)

ムニンビャクダンの葉は対生
(対になってはえている)し、
長楕円形です。
また、全縁(葉の縁にギザギザ
がない)で、柔らかな葉です。

葉の色は、他の樹木に比べ
黄緑色をしているので、遠く
からでも目立ちます。
葉柄は短く、葉脈は主脈以外は
はっきりしません。

大きいものは、樹高2メートルを
超える。

(2003年5月:父島・夜明道路沿い)
(2006年6月:父島)



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