No.53ムニンシャシャンボ

固有種:ツツジ科)

ムニンシャシャンボ、
このおもしろい名前の植物の花が
咲いているから見にいこうと
1月の終わり後に誘われました。

案内された
ムニンシャシャンボは傘山の
中腹にありました。
真っ白な花が鈴なりに咲いて
いました。

ムニンシャシャンボは釣浜〜
宮之浜遊歩道の宮之浜より
にもあります。
また、東平の林を抜けたあた
りにもあります。
東平では、2月下旬から
3月上旬が満開になります。
ムニンシャシャンボは、やや
乾燥した土地を好みます。

(2009年3月:父島・東平)
(2003年1月:父島・傘山) (2003年4月:父島・東平)

ムニンシャシャンボの花は、
釣り鐘状をしています。
内地で家の垣根などに植えられる
ドウダンツツジにどことなく似ている
なと感じました。
花の先が小さく5つに分かれ
ています。
「小笠原植物図譜」の説明には、
「鐘状の淡紅色の小花をつける。」と
ありますが、私が見た感じでは
どの花も真っ白に見えました。

ムニンシャシャンボの果実は、
中に無数の種子が入り、食べると甘い。
結実はあまり多くありません。

はじめは黄緑色をしていますが、
熟すと暗紫色なります。
林内の日の当たらないところにある
ムニンシャシャンボは、花をつけません。


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