No.70
(
固有種
:アカネ科)
東平などの林の中を歩いていると、
林内の草や低木に絡まって
林床を這うように伸びている
オオシラタマカズラを見ることが
できます。
オオシラタマカズラは
常緑の藤本(蔓性の木)の仲間です。
果実は寒くなって熟します。
左の写真のように丸く、
熟すと白くなります。
昆虫の卵のような感じです。
(2002年12月:父島・東平)
オオシラタマカズラの葉は
対生(対にな
ってついている)し、
全縁(葉のふちがなめらかなこと)で、
厚みがあります。
若い枝や茎は黄緑色をしています。
茎には葉痕が目立ち、太い茎には
段状の節があります。
オオシラタマカズラは
淡い緑色の小さな花を
枝先にいくつもつけます。
花の時期は、5月から6月
頃にかけて見られます。
オオシラタマカズラの実生です。
子葉は卵形をしています。
次に出てくる葉は細長いですが、親の持っている
対生、鋸歯がない、葉の色、厚みの特徴がよく出ています。
(2008年9月:父島)
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