No.17センダン

(センダン科・センダン属)

センダンはやや湿り気のある
土壌の深い日当たりのよい所
を好む植物です。
落葉樹です。
大きくなったセンダンの幹には
左の写真のように縦に裂け目が
できます。
樹皮は暗褐色です。

センダンは大きくなります。
母島の石門には、樹高が
20メートルにもなる巨木が
あるといわれています。
父島の湾岸道路沿いや夜明道路
沿いでよく見ることができます。

(2003年9月:父島・境浦)

春5月頃、
センダンは花を咲かせます。
茎の先に円錐花序(花序の
軸が分岐し,最終の軸に房状に
花をつけるもの。例:ナンテン)をつけ
ます。

父島のセンダンの花の色は、きれいな
紫色をしています。
紫色をした小花を多数つけます。

花は、花弁5枚、雄しべ10本、花糸(
おしべのやく「花粉を入れるふくろ」に
ついている柄のこと。)は右の写真の
ように筒状になっています。

(2001年5月:父島・境浦)
(2003年9月:父島・境浦) (2003年9月:父島・境浦)

果実は、球形の核果(水分を多く含む果実:ウメなど)
になります。
果実は熟すと黄緑色から淡黄色になります。

葉は枝先に集中してつきます。
羽状複葉(小葉が軸の両側に羽のようにつき、
全体として1枚の葉を形成しているもの)で、
小葉の先は尖っています。


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