No.16シマイスノキ

固有種:マンサク科)

(2003年1月:父島・東平)

東平の旧道を入ると
道の両側に垣根のように
道沿いに生えているのが
シマイスノキです。

樹木の下で、あまり日が
当たらないためか花も
実もつけません。

父島では住宅地を除いて
山の中腹部から山頂に
かけての緩やかな斜面に
生えています。

寒くなってきたので
シマイスノキの花の写真を
撮ろうと探したが、なかなか
見つかりません。
花という一般的な概念に
とらわれて探していたから
でした。


シマイスノキは、
葉に埋まるように紅紫色の
小花を固めてつけていました。

(2003年1月:父島・東平旧道沿い)
(2003年4月:父島・長崎展望台)

果実は卵形で黄褐色をして
います。
卵形の先が二つに尖ってい
ます。
1センチほどの大きさです。

果実は12月〜1月頃に熟して、
先が二つに割れます。
中には光沢のある
細長い種子が2個入っています。

冬場に朱色の新葉が萌えて
きれいです。

(2003年1月:父島・東平旧道沿い)
シマイスノキの実生は
春に芽生えます。

子葉は長楕円形で、緑色。

1枚目にでてくる葉は、
先端がやや尖り
2枚目からは
円形〜小判形をしています。
葉の裏側には、シマイスノキの
特徴のある葉脈が見えます。
(2008年6月:父島・初寝浦遊歩道)

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