No.84タコノキ

固有種:タコノキ科)

タコノキ
この奇妙な名をもった木は、
幹から気根を何本も出して、
あたかも蛸が足を広げた
格好に見えます。

夜明道路を車で走っていると
タコノキが道路脇に並木の
ように植えられている場所が
何箇所かあります。
タコノキは
日の当たる乾燥した丘陵地
のような場所が好きな
ようです。

タコノキは雌雄異株です。
左のタコノキは雌株です。

(2003年7月:父島・大神山神社)
(2003年11月:父島・夜明道路沿い)
(2003年7月:父島・夜明道路沿い) (2003年7月:父島・夜明道路沿い)

長さ30センチほどの穂状花序をつけた雄株:
粟粒のような花を密生させます。
花にミツバチが群がっています。

パイナップル状の花序をつけた雌株:

パイナップル状の集合果は、重みで垂れ
下がります。(7月)

翌年の秋に集合果は、朱色に熟します。(9月)

タコノキの葉は幹の頂に螺旋状に
つきます。
葉は細長い形をしています。
葉の縁と主脈の裏面に鋭い棘が
あります。
不用意に持つと怪我をしますので
注意が必要です。

(2003年7月:父島・大神山神社)

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