シマヒゲシバ(クロコウセンガヤ)
Chloris barbata Sw.
(いね科)
(2001年8月:父島・支庁横)
暑くなると、小笠原ではちょっとした間で、
野の草がぐんぐんと成長します。
そんな野の草の一つにシマヒゲシバがあります。
シマヒゲシバは、クロコウセンガヤとか
ムラサキシマヒゲシバとかタイワンオヒゲシバなどとも呼ばれています。
(2001年8月:父島・支庁横)
シマヒゲシバの花穂の出はじめのころは
うすいピンク色を帯びています。
また、穂状花序は4本から9本あります。
右上の写真の花穂は、8本あります。
実際に数えてみてください。
掌状の形をしていて、少しの風にもゆれます。
種子のノギ(芒:種子から出ている針状の毛)は、
細長く4ミリほどの長さです。
東南アジアから沖縄、小笠原諸島で見られる1年草です。