シマスズメノヒエ
Paspalum dilatatum Poir.
(いね科)
シマヒゲシバは南アメリカ原産(その植物の故郷)で
熱帯から温帯にかけて広く見られる野の草です。
小笠原にはえていることは、1915年(大正4年)に記録されています。
(2001年8月:父島・小学校)
シマスズメノヒエは多年草(根が枯れずに残り何年もはえてくる草)で、
茎は束になって生え、高さ40センチから1メートルほどに成長します。
穂の枝(長さ10センチ前後)を3〜7本ほど出し小穂をつけます。
(花を咲かせたシマスズメノヒエの穂:2001年8月:父島・小学校)
ダリス・グラスと呼ばれ、乳牛用の牧草に適し栽培されてきたが
日本の暖地で野の草としてふえています。
特に九州では雑草として問題になっているそうです。