アイダガヤ
Bothriochloa bladhii (Retz.) S.T.Blake
(イネ科)
このイネ科の帰化植物は、運動会の練習が盛んになる
9月半ば頃から勢いよく伸びはじめます。
主に道路の両側やちょっとした空き地、学校のグランドの
端などで、高いもので大人の背丈ほどに成長します。
(2001年10月:父島・二見台)
最近、小笠原は父島に入ってきた帰化植物のようですが、
大村や奥村だけでなく、道路沿いに次第に分布を広げて
いるようです。
湾岸道路では、すでに境浦あたりまで見ることができます。
お隣の母島には今のところ入っていないようですが、
これも時間の問題のようです。
小笠原小中学校のグランドでは、刈るのに一苦労しています。
(2001年10月:父島・電信山職住)
10月の声を聞くころから
下の写真のような穂を出して花を咲かせます。
穂のてっぺんの幾本が開かずに固まっています。
穂は薄紫をしています。
台湾原産の多年草で、日本では沖縄と小笠原に
分布をしているそうです。
何人かの人に標本を送って同定していただきましたが、
アイダガヤではないかという同定でした。
12月を過ぎても見ることができます。
いや、校庭では1年中見ることができます。