4月の初寝浦遊歩道

ムニンイヌツゲの花(2008年4月18日)
 春、小笠原の山々には霧の立ち込める日が多くなります。
山を歩けば、小雨まじりとも思えるような天気が今年もやってきました。
主婦としての日常では、眉間にしわを寄せたくなるようなお天気ですが、植物たちにとっては、こどもを育む大切な雫。山を歩いていると不思議と心も落ちついていくような気がします。

遊歩道では、可憐なムニンイヌツゲの花が咲いていました。
7年ほど前は、普通に写真が撮れたムニンイヌツゲですが、この遊歩道でも年々ヤギの食害が増えています。下の方から伸びている枝は大抵食べられていて、写真を身近に撮ることがどんどん難しくなってしまいました。

この時期は、ネズミによる枝落としが多くなる時期です。山を歩いていると、あちらこちらで枝が噛み切られて地面に落とされています。茎を食べているのではないかといわれています。   
ネズミの枝落とし(テリハハマボウ) ヤギの食害(ムニンイヌツゲ)

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