No.66シマザクラ

固有種:アカネ科)

シマザクラは、
道路沿いや林の縁などで
よく見かけます。

シマザクラは、
マルバシマザクラとともに大変
貴重な低木性の樹木です。
保護していきたい固有種です。

高さ1〜1.5m程。
崖地に生えているシマザクラは
1メートル前後です。

(2001年9月:父島・夜明道路沿い)

シマザクラは
7〜10月頃にうっすらと
紫色を帯びた白い花を
たくさんつけます。

枝先に集散花序(最初の
花は軸の先端につき、
その下から出る側枝に
次の花をつける。
これをくり返して次々に
花がついていく。)を伸ば
して花をつけます。

暑い小笠原の夏、
シマザクラを見ると
ちょっと涼しさを感じます。

(2001年9月:父島・夜明道路沿い)

果実は球状で4稜があります。
大きさは5ミリほどです。
12〜1月頃にかけて熟します。

(2993年1月:父島・夜明道路沿い)

シマザクラの葉は、対生
(対になってはえている。)
です。
葉の質は薄く、細長い形を
しています。
葉脈は主脈だけがはっきり
しています。
全縁(葉の縁にギザギザ:
鋸歯がない。)です。
シマザクラの葉は個体に
よって細長かったり
丸かったりと変化に富んで
います。

(2003年1月:父島・夜明道路沿い)

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