チクリンカ

Alpinia nigra (Gaertn.) B.L.Burtt
(しょうが科)


(2001年9月:父島・北袋沢)

            チクリンカは小笠原での数が少なかったために戦後しばらく発見されませんでした。
            上の写真は、農地造成のために八瀬川沿いに移植されたチクリンカです。

            チクリンカは固有種(小笠原にだけはえている)とされてきましたが、
            分子系統解析の結果Alpinia nigraと同一種であることが分かりました。
            
和名チクリンカ(学名:Alpinia bilamellata → Alpinia nigra )と変更になります。
            チクリンカは中国雲南省南部からインド・スリランカにかけて連続分布しています。
            かつては小笠原の固有種として扱われましたが、現在は移入種(外来種)になっています。


(2001年9月:父島・北袋沢)

            同じしょうが科のハナソウカ(ゲットウ)に似ていますが、
            葉の先が丸いことや色が薄いことから区別がつきます。
            また、花はゲットウとまるっきり違います。
            チクリンカは、大きいもので3メートルぐらいで、
            常緑の多年草です。


(2005年12月:父島・亜熱帯農業センター)

             果期は11〜12月頃。
             最初に赤く色づき、次第に黒く光沢のある果実になります。


                            【参考文献】
             絶滅危惧種TA類チクリンカ(ショウガ科)の正体  船越 英伸
             植物研究雑誌 第80巻 第6号 (平成17年12月)

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