フィールド便り 


 シャリンバイは昨年結実した果実が熟し落下すると、新しい花序を伸ばし花が咲いていきます。
 今年は、果期が遅れた為に花期も遅くなっています。
 
2009.2.3 父島
旭山
シャリンバイ



 稜線にシマタイミンタチバナの花が咲いていました。
この日は曇りであまり咲いていませんが、晴れるといっせいに開花し、数日で花は終わってしまいます。
 
2009.1.31 父島
長崎
シマタイミンタチバナ



 父島でのムクロジの個体数はそれほど多くありません。
花の時期には、蛾の幼虫がつく為にほとんどの花茎が落ちてしまい、結実も少ないです。
今年は、去年時期はずれに咲いたものが結実しました。
 
2009.1.31 父島
海岸道路
ムクロジ(果実)



 サンクチュアリーのアーチの門の前に広場があります。その近くにあるトキワサルトリイバラが咲いていました。
トキワサルトリイバラは雌雄異株です。
この木は、雄株でした。
 
2009.1.26 父島
東平
トキワサルトリイバラ(雄花)



 東平の歩道沿いで4株のシマウツボが出ていました。
歩道でこれだけまとまった数を見ることは、珍しいことだと思います。
踏まないように気をつけたいですね。
 
2009.1.26 父島
東平
シマウツボ



 キンショクダモの果実が熟していました。
果実は、柑橘系の果実の香りに似た、とてもいい香りがします。

アカガシラカラスバトが好んで食べます。
 
2009.1.26 父島
東平
キンショクダモ



 昨日は、2日間降り続いた雨も上がり、青空のもとのぽかぽか陽気でした。
歩道沿いのナガバキブシが咲き始めました。
ナガバキブシやハザクラキブシの花は、雌花と両性花に分かれています。
この株は両性花です。
両性花は、ほとんど結実しません。
 
2009.1.26 父島
東平
ナガバキブシ



 このところ、春めいた穏やかな日が続いています。
 1月の中旬から、ヒメマサキの果実が種子をはじき出す姿が見られるようになりました。
2月上旬まで見れそうです。
 
2009.1.20 父島
電信山
ヒメマサキ



 「これはなんていう名前?」子供が聞いてきました。
「シマムロだよ。」
「アオムロ?」
「(笑)シマムロ。魚の名前みたいだね。」

シマムロは雌雄異株です。
この写真のように、花だと分かるようなものは雄花です。雌花は小さく、葉の新芽のではじめのような姿をしています。
雌花は、よくみると蜜を出しています。
風媒花の花は、何の為に蜜を出すのでしょうか、、、。
 
2009.1.10 父島
旭山
シマムロ(雄花)



 シマイスノキは種子をはじいた後、花を咲かせます。花といっても、赤い葯を開くだけのシンプルなつくりをしています。

果実は、くちばしのような形をして面白いです。
 
2009.1.10 父島
旭山
シマイスノキ


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